廿日市市では以前より「廿日市市まちづくりチャレンジホウエン補助事業」を行っていまして、各自治会などの新規事業などについて補助金を支給しています。大野第一区もこれまで子どもサバイバル教室事業、楽楽キャブ事業について補助金を受けてまいりました。
このたび令和8年度の実施事業で大野第一区は「おとなサバイバル教室」事業を企画し、当応援補助事業に応募しました。その審査会が令和7年9月9日(火)の13時50分から14時30分まで、ウッドワンさくらぴあリハーサル室で行われました。申請書類などはすでに提出済で、この日は申請者が事業内容を説明し、審査員との質疑応答を行うというものでした。大野第一区からは区長と防犯青少年育成部会長の2名が参加しました。
説明は下の添付資料に基づいて行いました。かなりのページ数にわたる説明用資料を作成したのですが、説明時間はわずか10分ということでかなり端折った説明となってしまいました。その後30分間審査員3名(地域活性化や地域振興の事業会社代表者2名、大学教授1名だったと思いますが個人名はご本人様への了承確認もできませんでしたので記載は控えさせていただきます)からの質問にお答えしました。
大野第一区ではイベントや企画といった施策が子どもと高齢者に少し偏っていると思われ、今後は中高年層(主に40代~60代前半)に焦点を絞った施策が必要であることを訴えました。そしてこの年代で誰もが興味や関心を持ち、課題ともなる第二の人生(セカンドライフ・セカンドキャリア)についてセミナーを開催し、一緒に考えていくという「おとなサバイバル教室」を企画しました。既に今年度から事業は開始しています。しかしこれを軌道に乗せるため、来年度は廿日市市より補助金という形でサポートをいただければと思い申請をしました。
説明の後の審査員による質問は筆者の記憶の範囲では以下のとおりで、当方の回答も記しておきます。。
まず、これまであまり例のない事業ではあるが、着眼点は面白いとの評価をいただきました。
①アンケートの設計が悪い
(回答)アンケートは第1回おとなサバイバル教室のアンケートを申請書に付した。しかし回答はどれも同じようなものでもう少し本音を聞き出せるようなアンケートを作るべきだったと反省している。
②地域での(事業を行う)合意形成はできているのか
(回答)第1回おとなサバイバル教室の参加者数(11名)を見てほぼ一区の見通し通りの参加人数であり、これを持ってほぼ一区会員の支持を得て、合意はされていると考えている。ただし、事前の合意では、令和7年2月開催の企画推進協議会(区長の諮問機関)で当事業の説明を実施、同年5月の通常総会でも事業計画で説明を行い、いずれも反対意見などはなく可決承認されている。
③行政には働きかけたのか?
(回答)本来この事業は行政が行うべきものと考えている。しかし現時点でこのような中高年を対象としたセカンドライフ・セカンドキャリアに関するセミナー開催の動きは廿日市市に全くない。行政はそのような事業を行う気は無いようなので、自分たちで行うしかないと判断したため行政には働きかけていない。
→これに関し審査員の方から行政に相談するとよいとのアドバイスをいただきました。しかし前例のないことから市から適切な助言等は期待できないと防犯青少年育成部会長は個人的に考えていますし、そのようなことも回答時にお話ししました。
④こういうことは会社等勤め先で行っているのではないか?
(回答)地域の中高年層の方何人かに尋ねてみたが、会社など事業所単位で行っているという話は聞かなった。一部労働組合で過去に実施したところはあるという話はあった。首都圏や関西圏、中京圏などの大都市圏の事業所ではこのようなことを行うところもあるようだが、広島周辺でこのようなセミナーを行った事業所は聞かない。
⑤セミナー受講後のフォローアップはするのか?
(回答)参加者の連絡先はデータとして管理しているため、一定程度セミナーの回数が進んだら、集まってもらって各人の進捗状況や今後の動きなどについて共有していきたいと思う。具体的なデータが出てくれば、個人情報の扱いに十分留意しながら市の指示に従って提供することも考えている。
後日審査結果を受けることになりますが、結果が判明次第、こちらでご報告したいと思います。因みに今回の応募団体は7団体とのことでした。なお、以下申請資料と当日説明に使用した資料を添付しておきます。