令和5年度地域自治組織情報交換会に参加!

 令和5年11月17日(金)午後6時30分より廿日市市役所本庁7階会議室にて開催「令和5年度地域自治組織情報交換会~事業の見直しと担い手の確保~」に参加してきました。

 この情報交換会は廿日市市が毎年度行っているもので、市内各自治会で抱える問題についてどのように対処しているのか、どのように対処しようとしているのかを話し合い、市内の自治会で情報を共有しようという催しです。

 大野第一区からは区長と筆者の二人が参加しました。この日の会場参加者は約20人ほどでしたが、オンライン参加の方も結構いらしたようです。

 まず第一部は合同会社フォーティR&Cの代表で地域活性化・まちづくりコンサルタントの水津陽子(すいづ ようこ)先生による講演がありました。先生はいくつか自治会問題の実践的な解決策を提案された著作もあり筆者も読んだことがあります。この日の講演では「事業の見直しと担い手確保について」というテーマで講演をいただきました。

 お話の中で興味深かったのは、現在自治会で行っている事業でも考え方、周知の仕方を変えるだけで若い世代が「参加してみよう」となり得るというものでした。

 配布された資料の例では「町内一斉清掃」がありますが、この名前を「(みんなの広場づくり事業)○○公園クリーンデー」と名前を変え、若者たちが楽しそうにオシャレに清掃している写真を掲載して写真の下には「エコで交流・仲間づくり」などと書いてあるだけで若い人の印象は全然違うのだそうです。そのうえ清掃終了後には参加者でゲームをしたり、BBQなどもいいのではないかというお話でした。大野第一区では清掃後に組総会を開催する組長さんが多いですね。組総会もご近所と交流できる良い機会になります。

 このほか、住民アンケートの取り方(単にアンケートを配って集めて終わりではなく、数人の住民をピックアップして深く掘り下げたインタビューを時間をかけて行うというのも住民の潜在的なニーズを把握しやすい)といったお話もありました。

 ※当日配布された資料は無断転載禁止となっていますので、大野東市民センター地域活動室に備え置き、ご覧いただけるようにいたします。

 水津先生の講演のあと休憩を挟んで、第二部では各参加者が三つのグループに分かれての情報交換会となりました。筆者のグループは大野第一区のお隣の阿品地区コミュニティをすすめる会のほか、宮園地区自治会連合会、地御前地区自治会、佐方アイラブ自治会の役員の皆様方と浅原市民センターの職員さんの方でした。皆さんご近所同士ということで早く打ち解け、いろいろ悩み・解決方法などについてお話ししました。やはりどこの自治会さまも若い方の参加促進や現役員の負担軽減に課題があるようでした。

 このような情報交換会は同じ地域で同じ状況にある皆さんが集まるので話も合って、悩みを分かち合えるという点で素晴らしい催しだと思います。また他の自治会の良いところを取り入れたり、自分の自治会のやり方を見直したりする良い機会になると思います。本日の参加で得たものを今後の大野第一区の運営に少しでも生かせればと考えています。

 大野第一区では、まちづくりに積極的に関わる役員の方を募集しています。講師の水津先生によりますと他県では中学生の自治会役員も出てきているところもあると聞きました。我こそは!という若い方がいらっしゃいましたら是非ご連絡ください!詳しくは当ホームページ画面右の「地域サポーターになりませんか?」をご覧ください。

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