令和4年10月16日(日)13:00より大野東市民センター2階調理室において「令和4年度第3回子どもサバイバル教室」が開催されました。
今回のテーマは「昆虫食に挑戦!」でした。今回は未就学児3名、小学生12名、保護者7名、前回のサバイバル教室でもお世話になりました田中先生、納城先生、役員ほか4名28名の参加となりました。
東京から昆虫料理研究家の内山昭一先生をお招きしまして昆虫食について講演をいただき、調理実習を指導いただき、試食を行いました。
先生のお話のあと、早速調理実習となりました。今回の調理実習メニューは以下のとおりです。
①蜂の子しゃぶしゃぶ
②コオロギ、セミの唐揚げ
③コオロギのバター炒め
④イナゴのトルティーヤ巻き
⑤マゴットとカイコさなぎのカナッペ
⑥サクラケムシティー
まずは蜂の子の下準備からです。蜂の巣に入った蜂の子を取り出す作業です。参加者たちは戸惑いながらも慎重に、上手に蜂の子を取り出していました。
次に各テーブルごとの班に分かれてそれぞれ一品から二品ずつ調理を行いました。下上段の写真はコオロギ、セミの唐揚げ、コオロギのバター炒めの班です。下下段の写真はマゴット(ハエの幼虫)を茹でているところです。ハエの幼虫ですので要は「ウジ虫」です。しかしこのウジ虫君たちは豆腐のおからを餌にしているそうで衛生上の問題はないとのことです。
やがて調理の方が完成した班も出てきました。
上上段の写真はクラッカーにマヨネーズを塗ってカイコさなぎをのせたカナッペと同じくクラッカーにジャムを塗り茹でたハエの幼虫をのせたカナッペです。上下段の写真はトルティーヤ(薄いパン)にグリーンリーフ、チリソース、スライスチーズとイナゴの唐揚げをのせたイナゴのトルティーヤ巻きです。
写真はありませんが、このほかにコオロギの唐揚げとバター炒め、蜂の子のしゃぶしゃぶ(ポン酢でいただきます)、セミの唐揚げ、サクラケムシの糞のお茶を作りました。
今回はコオロギの唐揚げ、バター炒めが参加者の皆さんからおいしいと好評でした。
今回使用したコオロギは実は廿日市市産です。宮内から県道30号線を吉和方面へ登っていきますと「玖島分かれ」という交差点があります。ここを右に曲がりしばらく行きますと永原というところに行きます。こちらに株式会社ACORN徳の風プロジェクトという会社さんがあり、こちらで食用コオロギの養殖を行っています。
今回はこちらのコオロギを譲っていただき、教室で使いました。株式会社ACORN徳の風プロジェクトの前田さんによりますと、コオロギはアーモンドを与えて育て、今回コオロギをいただく際は、糞などを取り除く下処理をしていただきました。
機会がありましたら今度はこちらの会社さんなども見学に行きたいと思います。
皆さんおいしく昆虫料理を食べることができ、「新しい世界」が開いた方も大勢いらしたようです。
最後に遠路はるばるお越しいただき、貴重な経験の機会をいただきました内山昭一先生に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。